この男の1発で2017年シーズン開幕に向けての臨戦態勢が整った!ソフトバンクホークスの柳田悠岐外野手(28)が3月12日(日)ヤフオクドームで開催された中日とのオープン戦で、待望のオープン戦初ホームランをぶっ放した!2017年OP戦では16打席目で飛び出した1発はギータらしい逆方向への豪快3ランとなった。
2015年シーズンのトリプル・スリー男、柳田悠希は苦しんでいた。
持ち前の明るさで周囲に悲壮感を振りまいたりする男ではないが、昨シーズン終盤での薬指骨折から、無理を強いてのクライマックス・シリーズへの強行出場。その影響もあってか右ひじ痛を発症し守備に不安を抱えてしまうこととなり、結果的に第4回WBC招集も辞退せざるを得ない状況に追い込まれてしまった。
そんな柳田悠希のグァム自主トレ、2017年キャンプインから現在までを追ってみた。
グァムでの自主トレ
テーマは「限界突破」!
未着手だった上半身の筋トレと、人生初の食事制限に挑戦。過去2年はシーズン終盤に離脱したが、肉体改造による故障防止で全試合出場と、キャリアハイの打撃成績を目標に掲げた。
「去年より随分、絞れてると思います」
「考えてるのは体を強くすることだけ。普通にやってても普通の結果しか出ない。限界突破しようと」
◆上半身強化について
「筋トレ、特に上半身。重点的にやってます」
「体、くっそ硬いんで。筋肉つけたらもっと肩、回らんくなるかな思うた」
「でも肘も痛めたし、周りの筋肉も弱いかな思うて。トレーニングせんと変わらんかなと。ケガ防止もある。(打球を)飛ばしたいとかじゃない」
◆食事制限について
「初めてした。最初はおいしかったけど、最後らへん…ホンマに見たくなかった。特に鶏肉、ゆで卵。朝、寝起きにゆで卵、白身だけ8個っすよ。マジきつい」
朝食はゆで卵に野菜、果物、少しの炭水化物。昼食は鶏胸肉3枚ののったシーザーサラダ。夕食はまた鶏肉やマグロ、イカ、サーモンなど。節酒もした。食事後にプロテインも摂取し、成人男性に必要なタンパク質の約4倍を摂取するメニュー。
「体調はすごくいい。早く起きて、ゆで卵地獄へ行って…。今んとこ充実。こっからが大事」
「ケガせんかったら結果は出ると信じてる。今までの数字は超えたい。打率と…出塁率も無理やな。それ以外」
キャンプイン
右肘リハビリのため柳田悠岐はB組スタートとなった。キャンプイン当初の話題は宿舎が何と他のB組選手と同様、他選手との相部屋となったこと。
しかしこれは柳田本人がチームへ事前に申し出て希望したことらしい。同室になったのは育成2年目の右腕野沢佑斗、同3年目の左腕斎藤誠哉。当初聞いていたこの2人に加え、宮崎入り後に「(堀内)汰門も加わってました」と、これも育成の3年目捕手を合わせ、4人所帯であることを知ったらしい。
2017年ギータのキャンプニュース
2017年02月03日
ホークス柳田130メートル畑入り弾 20メートルネット越え「普通です」
2017年02月18日
2017年02月23日
2017年02月24日
柳田いきなり衝撃弾 逆風なんの逆方向130メートル「奇跡っす」
2017年02月26日
2017年02月27日
ギータ「最高っす」 A組完全合流、フリー場外2発柵越え14本
2017年オープン戦
2017年03月04日
柳田1軍実戦10打席目待ってた初安打 開幕見据えOP戦後半から守備も
2017年03月05日
2017年03月07日
2017年03月11日
2017年03月12日
まとめ
2017年03月12日現在、柳田悠希はDHでの出場に留まっている。
同日夜、WBC日本代表はオランダとの死闘を制して決勝トーナメント出場への切符を手に入れようとしている。
この試合、好調な日本チーム打線の中にあっても唯一不調を露呈していたのが山田哲人であったが、本来であれば柳田悠岐もこの打線の中にあって躍動していたかもしれないのである。
結果的に現時点でギータは自チームでも守備機会はなく、WBC日本代表辞退は正解だったと言わざるを得ないが、オランダ戦のチャンス場面で山田哲人が凡打する度に「ギータが出てればな~」と思ったのは僕だけではないだろう。
何はともあれ、ペナントレース開幕に向けて柳田悠岐は必死に戦っているのだ。WBC日本代表が世界一になることを願うこと同様、今シーズンのギータの活躍をこれからも応援していこう!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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