映画やドラマに出てくるような本場のクリスマスって、やっぱり憧れてしまいます。特に子どもが小さい頃には、親として素敵な思い出を残してあげたいと思うのではないでしょうか?
長男が19歳、次男が14歳になった現在でも、この時期になると可愛かったあの頃のことを、思い出しては幸せな気分に浸ってしまいます。
今回は本場アメリカのファミリークリスマスとはどのようなものなのか、ちょっとだけ調べてみました。
クリスマス・ツリー
いつ頃から準備する?
アメリカの家庭では、11月下旬の感謝祭(アメリカでは毎年11月の第4木曜日で祝日となっています)が終わると、クリスマスムードが一気に高まって、部屋や玄関にツリーやリースを飾るなどの準備を始めます。
どんな飾りにする?
テーマはズバリ、『思い出のなる木』です!
アメリカでは、小学校の授業などでツリーの飾り物を作ったり、親子で一緒に手作りします。
そして大人たちも、家族の誰かが子供の頃に手作りしたものや、大人になって人生の節目を記念して買ったもの、旅先で思い出に購入したものなどを、家族で楽しみながら飾り付けするのです。
クリスマスツリーを見ながら、「これはパパが小学生の頃に作ったものだよ」「これはママのおなかに、あなたが来たのが分かった時に買ったの。本当にうれしかった」・・・
こんな会話を子どもたちと、愛する人たちと交わしながら楽しむクリスマス、素敵ですね。
クリスマス・グッズ
アメリカのクリスマスの特徴は、12月1日から25日のクリスマス当日までの間、さまざまなカウントダウン行事を楽しむことです。
行事は各家庭に伝統のものがあって、例えばサンフランシスコ郊外にあるご家庭では、家族で聖歌隊を結成して近所を巡る『キャロリング』などをするそうです。
アドベントカレンダー
カウントダウンの際、あると盛り上がる小物が『アドベントカレンダー』です。
アドベントカレンダーとは、クリスマス当日までの日付が書かれた、紙や木で出来た箱型のカレンダーです。
一般的なサイズは縦横40センチ前後で、その日の日付が記された小窓を開けると、中にお菓子やプレゼントが隠されているという仕組みです。
アメリカの家庭では、毎晩クリスマスソングをかけながら、子どもたちがその日の窓を開けて、お菓子を食べたり、宝探しのようなゲームをしたりします。
最近では日本での認知度も上がり、クリスマスグッズを販売している大きめの雑貨店などでも売られているようです。
クリスマス・ケーキ
手作りのケーキは数々ありますが、比較的簡単に作ることの出来る『ポピーシードケーキ』はいかがでしょうか?
『ポピーシードケーキ』のレシピ
「ポピーシード」とは芥子(けし)の実のことです。昔から料理、菓子などの香味づけに使われてきました。ケシの未熟な果実にはアヘンが含まれていますが、熟したのちにできる種子「ポピーシード」には麻薬性はないので安心して使えます。
材料
・砂糖 約400g
・サラダ油(またはオリーブオイル) 約120ml
・卵 Lサイズ4個
・無糖練乳 約350ml
・小麦粉 約380g
・けしの実(青) 約100g
・塩 小さじ2分の1
・ベーキングパウダー 小さじ2分の1
作り方
①… すべての材料を一つのボウルでまんべんなく混ぜる。
②… リング状のケーキ型(直径約30センチ)の内側にバターを塗る。
③… ②に①を入れる。
④… ③を180度に温めたオーブンで1時間焼く。
⑤… ケーキを型から出さずに、そのまま足付きの金具の上で20分間冷ます。
⑥… ひっくり返して、最低でも1時間冷ます。
⑦…中身を取り出し、デコレーションして完成。
クリスマス・イブ
12月24日のクリスマス・イブの夕食は、七面鳥やハム、サラダ、マッシュポテトやニンジンのソテーなどとクリスマスケーキです。
サンタさんへのおもてなし用に、手作りのクッキーを準備することも忘れずに!
アメリカではイブの夕食後、テーブルの上にミルクとクッキーを置いておき、子どもが寝たら、パパとママが食べて、まるでサンタさんが食べたかのような形跡を残すのです。
すると翌朝、子どもたちはサンタさんが来てくれたと目を輝かせて大喜びすることでしょう。
我が子が喜ぶ姿は、パパとママにとっても大切な思い出として、いつまでも心に残ることでしょう。
まとめ
ひと昔前までのアメリカでは、ひとりの子どもに親戚じゅうの大人がプレゼントをいくつも贈るという風習がありました。
しかし最近では、大人たちが子どもに多くのプレゼントを贈るのではなく、子供と一緒に財団に寄付したり、教会の炊き出しに参加したりするケースが増えているそうです。
もともと日本にはなかった『クリスマス』という風習ですが、現在のようにイベント化したクリスマスだけではなく、せめて子どもの幼いころには、大切な家族の思い出作りの機会として、アメリカンな「おうちXmas」もいいのではないでしょうか。
我が家では息子たちにサンタさんを信じて欲しくて、小学生の間はプレゼントを毎年違う場所に準備して宝探しみたいなことをやっていました。
息子たちに、「いつまでサンタさんがいるって信じてた?」と聞いたら、「4年生まではマジ信じてた!」と教えてくれました。
甲子園に連れて行ってくれたマッチョな長男、反抗期真っ只中で中2病の次男、ふたりとも根は優しいヤツに育ってくれているようです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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