昨年に引き続き、アナログレコードの魅力啓蒙イベントとして「レコードの日」が11月3日に開催されるようです。昨年の第一回から、この一年の間にアナログレコードは若手インディ・アーティストから、キャリア、セールス面からも現在の音楽シーンをけん引するビッグ・ネームに至るまで、レア・アイテムの復刻からスタンダード・アイテムのレコード化等、実に様々なニーズに広がっています。
こんにちは、楓(fu)です。
現在の音楽シーンにおいて、特に注目されるメディアとしてはクラウド配信型のApple MusicやGoogle Musicが主流となりつつありますが、僕自身は80年代から現在に至るまで、アナログレコード→カセットテープ→MD→CDと企業側に付き合わされてきた悲哀を経験してきた世代になります。
少なくともCDまでは、ひとりの音楽ファンとして、音源を所有するという楽しみ(?)があったように感じますが、クラウド配信型になると逆に所有しないことが「クールでおしゃれ」みたいな雰囲気で、とても違和感を感じてしまいます。
だからと云う訳ではないのでしょうが、アメリカでは2014年のアナログレコードの売り上げが前年比49%増の800万枚に回復したというニュースがありました。同時に日本でも2014年のアナログレコードの生産量が40万枚となり、前年比66%アップとなったそうです。数字だけ見ればアメリカの800万枚も日本の40万枚も全体からして全く大したことのない数字だと思います。
しかし、CDメディアがほぼ全体を席捲した際に、アナログレコードは消滅すると云われていたことを考えると、昨今の復活劇はうれしい驚きと思わざるを得ません。
イベント情報 「レコードの日」
開催日:2016年11月3日(祝)
開催概要:2016年11月3日午前0:00より、レコードの日に向けて制作されたアナログレコードを一斉に販売開始。(ネット販売、予約受注に関する制限は設けないそうです。)
参加店舗:ディスクユニオン / タワーレコード / HMV その他公式サイトにて随時更新予定
主催:東洋化成株式会社
参加アーティスト:9/16に公表された第一弾アーチスト
「アシモフが手品師」、「AWANE and his foundfootage orchestra」、「石川晶」、「いしだあゆみ」、「おとぎ話」、「大貫妙子」、「おやすみホログラム」、「金延幸子」、「QUANTIC presenta FLOWERING INFERNO」、「GROOVE UNCHANT」、「偶想Drop」、「サイプレス上野とロベルト吉野」、「国分友里恵」、「綾瀬歩美」、「佐野元春」、「頭脳警察」、「サロメの唇」、「ハナレグミ」、「TENDER REAF」、「SOUL FROWER UNION」、「BLUE CAFÉ/Ritmo Fantastico feat.Yuki Ohta」、「The Pen Friend Club」、「平山みき」、「ミラーボールズ」、「3776」、「BORIS+ENDON」、「Los Stellarians」、「rei harakami」、「LAMP EYE」、「VARIOUS」。
詳細は公式HPで確認できます。各アーチストの今回発売アイテムの詳しい情報も見れました(笑)
個人的には「佐野元春」、「大貫妙子」、「ハナレグミ」、「頭脳警察」は気になりますね。多分・・・買います!参加各店舗での視聴イベント等もあるようですし、とにかくお店に行ってみましょう。
楓(fu)の考えるアナログレコードの良いところとは?
・所有する楽しみがある!
・”触れる”楽しみがある!
・”見る”楽しみがある!
・”作業する”楽しみがある!
デジタル・・・クール!、アナログ・・・古くさい!という価値観は、ここ最近では確実に変化してきていると思います。やはり良いものは良い、ダメなものはダメという消費する側の成長が関係しているのではないでしょうか?
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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