ソフトバンク秋季キャンプ2019の注目選手は?王会長が熱血指導した選手とは?

スポーツ
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3年連続で日本シリーズを制した福岡ソフトバンクホークスですが、昨年(2018年)本年(2019年)と2年連続でリーグ優勝を逃し、ソフトバンクホークスファンを公言しているワタシ自身も、なんだか喉の奥に小骨が刺さったまま?みたいな、微妙な感じでシーズン終了を迎えた2019でした。

そして来年2020年シーズンのリーグ制覇~日本シリーズ制覇を目指して、我らがソフトバンクホークスは現在、宮崎/生目の杜運動公園で秋季キャンプに汗を流しています。

そんな中、普段は秋季キャンプを視察すること自体が少ない王会長が、予定を変更してまでも、なんと一時間付きっきりで熱血指導した二人の育成選手がいるとの情報が入ってきました。

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背番号126『黒瀬健太』

黒瀬選手のプロフィール

黒瀬健太(くろせ・けんた)

背番号:126(育成・内野手)
生年月日:1997.8.12
身長/体重:181/97
投打:右右
出身都道府県:大阪
出身校・球歴:初芝橋本高ーソフトバンク(2016年ドラフト5位~2019年より育成契約選手)
推定年俸:500±

高校時代のエピソード

2015年夏の和歌山県大会では三回戦、春の和歌山県大会ベスト8、2014年秋の和歌山県大会4位と、甲子園出場経験はない黒瀬選手ですが、何といっても高校通算97本塁打は特筆ものです。

ちなみに高校通算本塁打とは、公式戦と練習試合含めた全打席での記録です。
2019年秋時点での記録保持者は、1位ー111本(清宮幸太郎/早実~日ハム)、2位ー107本(山本大貴/神港学園~JR西日本)、4位ー94本(伊藤諒介/神港学園~法大~大阪ガス)となっています。

『都市伝説』

「黒瀬健太」でググってみると、まず出てくるのが『黒瀬健太 都市伝説』
どうも当時の高校通算本塁打記録歴代2位で97本も打っているにも関わらず、地方大会での動画すら見つからない状況から、一部ネット上では「黒瀬は本当に存在しているのか?」とか、「話題作りのためのウソではないのか?」などの論調が出来上がったことが背景にあるようです。

今更ながらですが、黒瀬健太選手は実在の存在ですし、今後に期待の若鷹戦士です!

背番号127『砂川リチャード』

砂川選手のプロフィール

砂川リチャード(すながわ・リチャード)

背番号:127(育成・内野手)
生年月日:1999.6.18
身長/体重:188/113
投打:右右
出身都道府県:沖縄
出身校・球歴:沖縄尚学高ーソフトバンク(2018年育成ドラフト3位)
推定年俸:300±

元米海兵隊員の父と日本人の母を持つハーフ。

高校時代のエピソード

2017年夏の沖縄県大会ベスト8、春の九州大会ベスト8、沖縄県大会優勝、2016年秋の沖縄県大会三回戦と、砂川選手も黒瀬選手同様、甲子園出場経験はありません。高校通算25本塁打。

兄はメジャーリーガー?

砂川リチャード選手の実兄は沖縄県立北中城高等学校出身で、その後ハワイ大学から米ネバダ短大でプレー後、2018年にシアトル・マリナーズからドラフト6巡目(全体178位)で指名され、現在は傘下のマイナーリーグに所属するジョーイ・オブライエン投手です。

『オブライエン』というのは父・ジョンさんの姓で、最速96マイル(約156km)を誇る豪腕投手です。大学時代は登板のない日は外野手として出場し、二刀流として活躍していました。

王会長、熱血指導発動!

日本一こそ達成したものの、昨年(2018年)シーズンにリーグ優勝を逃した悔しさを晴らすべく挑んだ2019年シーズンではありますが、残念ながら今シーズンもリーグ優勝は叶えられませんでした。
何よりも常勝軍団を目指し、常日頃から補強面や育成面からもチームの底上げを第一に考えておられる王会長もまた、今年のレギュラーシーズンでの不甲斐ない戦いに危機感を募らせられたのでしょう。
ついに王会長自ら、秋季キャンプ視察と共に、育成選手を直接指導するシーンが目撃されました。

黒瀬選手に向けて

2019年11月14日に行われた巨人との練習試合で3ラン本塁打を放った黒瀬選手に、翌15日の午後、王会長自ら1時間付きっきりで指導されました。

特打を行う黒瀬選手を、打撃ゲージの後方から30分近く見守ったあと、ゲージの真後ろから、身振り手振りを交えての直接指導。その後も疲れと力み(りきみ)からか、いい角度で上がった打球がフェンス手前で失速すると、「おいおい、どうしたんだ!」と厳しいハッパを掛けるシーンも目撃されました。

1時間以上続けた特打で、黒瀬選手の両手は腫れや出血で真っ赤に!

黒瀬選手のコメント
「マメがえぐれて、痛いと思っていたところで王会長が来られた。バラバラだったスイングが最後は良くなった。ありがたいです!」

砂川選手に向けて

前日(11月15日)に続いて育成選手が汗を流すサブ球場に登場した王会長は、今回の視察最大の目的と言っても過言ではない砂川リチャード選手の特打に熱視線を送りました。

約50分間、ホークスの未来の大砲候補のスイングを目を細めて見守ると、今年二十歳の怪力男、砂川選手もそれに応えるようにバックスクリーン直撃弾を含む柵越を連発。王会長から「台湾WL(ウインターリーグ)で頑張ってこいよ。6本打ったら何かやるよ!」とご褒美を約束されました。

王会長が「ご褒美」を約束したのは、未来の本塁打王候補に、まず第一歩を踏み出してほしいという思いの表れでしょうか。

今回の台湾WL(正式名称:アジア・ウインター・ベースボールリーグ)にはNPB選抜2チームを含めた6チームが参加します。その中には元ソフトバンクホークスの川崎宗則選手兼コーチが在籍する味全ドラゴンズも単独参加しています。

砂川選手は11月24日の台湾代表戦で5回に2ランを放ち、王会長から言明された3試合で1本のノルマを継続中です。

ホームランバッター発掘の眼力

王会長のコメントには「打球を飛ばす力は後から付けられない。球を飛ばすというのは天性がほとんどだから」という言葉がよく出てきます。
ソフトバンクホークスの大砲候補育成には、この王会長の言葉が根底にある気がしてなりません。

過去の大砲として活躍した松中選手、小久保選手、現役選手では柳田選手がいい例でしょうか。

そして今回ご紹介した黒瀬選手や砂川リチャード選手。さらには2019年ドラフト3位指名の野村大樹選手(早実出身)らの育成方針にも生かされているはずです。

まとめ

黒瀬選手は22歳、砂川選手に至っては20歳と、余程の覚醒がなければ来シーズンから1軍で大活躍するのは厳しいかもしれません。
しかし必ずや近い将来、我らがソフトバンクホークスを支える貴重な戦力となってくれると信じて、これからも注目して応援して行きます。

この記事を読んでいただきまして、ありがとうございました。

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