琴奨菊の美学!角番休場せずに大関陥落!来場所復活の条件とは?

スポーツ
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2017年大相撲初場所12日目は1月19日、東京の両国国技館で行われ、角番(かどばん)の大関、琴奨菊は東の関脇・玉鷲に押し出しで敗れ、昨年の九州場所に続いて二場所連続の負け越しとなった為に残念ながら大関陥落となってしまいました。来場所で大関に復帰するためには、どのような条件をクリアすればよいのでしょうか?

こんにちわ、楓(fu)です。

福岡県柳川市出身の大関・琴奨菊ですが、残念ながら2017年大相撲初場所12日目で4勝8敗となり、早くも負け越しが決定してしまいました。

思い返せばちょうど一年前の2016年初場所で、千秋楽にライバルである豪栄道を破って初優勝して以来、この一年間は苦しい戦いの連続でした。

しかしながら、普通は角番(かどばん)を迎えた段階で何らかの理由をつけて休場して大関陥落を避けるのが通例だと思っていたのですが、琴奨菊は男らしくプライドを持って戦い抜きました。

その結果としての大関陥落は、まさに勇気ある戦いとして賞賛に値すると思うのですがいかがでしょうか?

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琴奨菊和弘

本名:菊次 一弘(きくつぎ かずひろ)

出身:福岡県柳川市

所属:佐渡ヶ嶽部屋

身長/体重:180cm/182kg

得意技:左四つ、がぶり寄り

愛称:キク

好物:米、しゃぶしゃぶ、プリン

建設会社の社長をしている父の三男として生まれる。柔道の山下泰裕物語に影響された祖父の下、小学3年生で相撲を始める。祖父がつくった自宅の庭の土俵で1日2時間の稽古を行い、隣のグラウンドでは100メートルのタイヤ引きを1時間かけて40本行い、牛乳は毎日1リットル飲み、学校にはにぼしを持参、という相撲の英才教育を受けたそうです。

角番(かどばん)とは?

大相撲の本場所において負け越しをした場合に、その地位から陥落するという状況のことをいいます。

大相撲においては、負け越しの場合に番付が下がることが普通ですが、その地位に上がるための規則が変則的な大関については、異なる基準によってその陥落を決めています。なお、大相撲の最高位である横綱については下位になるという規定がないため、負けが込んだ場合については、より重い「引退」という決断をしなければなりません。

大関・琴奨菊の場合

大関の地位では、本場所で負け越しをしたその翌場所が「角番」と言われるようになります。その大関角番の場所で勝ち越しすれば「角番を脱出する」と言います。

大関・琴奨菊は先場所で負け越していたため今回の初場所が「角番」でした。

大関が角番の場所で負け越すと、翌場所は関脇に陥落が決まりますが「関脇に転落した直後の場所に限り、取り組み日数(現在通常15日)の三分の二(同10)以上の勝星を挙げれば特例として大関に復帰できる」という「特例復帰条件(救済措置)」があります。

つまり三月に大阪で開催される来場所での10勝以上が、琴奨菊の大関復帰への条件ということになります。

ちなみに過去において大関陥落後、特例復帰条件で大関に復帰した力士は「三重ノ海」「貴ノ浪」「武双山」「栃東」の4力士のみです。

まとめ

大関を陥落した琴奨菊の大関復活の条件は、3月場所での10勝以上を何が何でも挙げること!となります。

今回大関陥落が決まってしまった取り組み後の琴奨菊関のコメントを最後にお伝えします。

まあ、これが今の力だと思う。まだ場所中ですから、気持ちをしっかり切り替えて、やるべきことをやる。負けて終わりじゃないから。辞めたら終わりだから。しっかりと気持ちを立て直してやっていきたい

負けて終わりじゃない。辞めたら終わりだから。

何と強い言葉でしょう!

来場所での大関復帰、心から応援しています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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