2017年大相撲初場所は1月22日(日)に千秋楽を迎え、大関「稀勢の里」の優勝で幕を閉じました。日本相撲協会は1月25日(水)午前9時から、「稀勢の里」の横綱昇進を審議する臨時理事会を開くことを明らかにしました。いよいよ待ちに待った19年ぶりの日本人力士誕生か!?とネット上でも騒がしくなってきましたね!
こんにちわ、楓(fu)です。
実際のところ14日目に横綱・白鵬が負けた時点で「稀勢の里」の優勝は決まっていたのですが、そんな事とは関係なく、千秋楽の横綱・白鵬との戦いは素晴らしいものでした。「稀勢の里」は立ち合いから堂々とした立ち居振る舞いで、まさに「白鵬」時代の終焉と「稀勢の里」時代の幕開けを予感させるものでした。
一方で『横綱キラー』とか『白鵬キラー』とか、良い意味と悪い意味の両方を持ち合わせた語られ方をされているのも事実です。個人的にはどちらの意見も一長一短、最終的には相撲に対する考え方の違う方々が自己主張されている程度の問題だと感じています。
プロフィール
稀勢の里 寛(きせのさと ゆたか)
本名:萩原 寛(はぎわら ゆたか)
生年月日:1986年7月3日
出身:、茨城県牛久市出身(出生地は兵庫県芦屋市)
所属:田子ノ浦部屋(入門時は鳴戸部屋)
身長/体重:188cm/175kg
愛称:ハギ、キセのん
趣味:スポーツ観戦
好きな食べ物:のっぺい汁、焼き鳥、フグ刺し、紀州南高梅
中学時代はエースで4番!
稀勢の里関は小中学生時代、野球選手としても活躍していました。
茨城県龍ケ崎市立松葉小学校の時に所属していた少年野球チーム「龍ケ崎ハリケーンズ」では、プレッシャーに弱いと言われながらも頑張り屋さんだったそうです。
中学では同市立長山中学校野球部に所属してピッチャーと主軸打者として活躍していました。中2時代には何と体重100キロ超えていたにも関わらず、体が軟らかく、しなやかな動きで肩も強かったと恩師の方が語られています。中3になるとエースで4番打者、まさにチームの大黒柱として活躍していました。
当時のエピソードとして、中学最後の試合で途中から一塁を守っていた時に、クロスプレーで走者と衝突しそうになったので右手を下について転倒。右手首の靱帯(じんたい)を断裂する大けがだったそうですが、前出の恩師の方いわく「自分の体重で相手にけがをさせてはいけないと取った行動だったのでは・・・」と云われています。
「横綱」とは
大相撲の力士の格付け(番付)における最高位の称号。現行制度では横綱に降格はなく、現役引退によってのみその地位から降りる。従って、横綱になる力士はその地位にふさわしい品格と抜群の力量を要求される。
手放しで喜べない?
白鵬以外の横綱が欠場中の今初場所で、横綱審議委員会の内規にある『大関で2場所連続優勝』という基本原則を満たしていない(稀勢の里は先場所では優勝していない。しかし年回最多勝)ことを理由にして横綱昇進慎重論があるのも事実です。
『甘い横綱昇進、稀勢の里の負担に? かき消された慎重論』朝日新聞デジタル記事
『海老蔵、稀勢の里横綱昇進の冷静な論議を要望』デイリースポーツ記事
「稀勢の里の綱取りは継続中?いつまで続くこの茶番劇」Sports navi PLUS
「稀勢の里は白鵬キラーで相撲人生を終えるのか?」穴の開いた傘
これらの記事の内容を読んでみると、皆さん稀勢の里が嫌いなわけではなく、何が何でも日本人横綱を誕生させようという勢力(?)や世の中の風潮に一石を投じようとしていることが背景にあるように感じます。
それでも僕は期待したい!
ハッキリ言います!誰が何と言おうと僕はやっぱり日本人横綱が見たいです!
「横綱になる力士はその地位にふさわしい品格と抜群の力量を要求される」のです!
相撲好きの方を『好角家』というのですね。その意味で言うと僕なんて全然『好角家』ではありませんが、子どもの頃からおじいちゃんと一緒に相撲を見るのが好きでした。
そんなどこにでもいるような相撲好きの僕が今ひとつ相撲観戦に燃えなくなってしまった原因は、モンゴル人横綱「朝青龍」の容赦ない相撲の取り口を見てからですね。特に勝利した時の相手を見下すような品のない表情、立ち居振る舞い、そして最も嫌悪を感じたのが、相手が土俵を割っているにも関わらず圧し掛かる様にして自らの力を誇示する下品な姿。
抜群の力量は持ち合わせていたかもしれませんが、とても横綱の地位にふさわしい品格があったとは思えません。
そんなこんなで一時期はテレビ観戦すら興味をなくしていたのですが、一年前の琴奨菊関の優勝を契機として再びテレビ観戦をするようになりました。
相撲ってやっぱり面白いです(笑)
まとめ
稀勢の里関の持論は「力士はこの時代に髷(まげ)を結っている。神秘的な部分があってもいい」だそうです。
バラエティー番組への出演も避けているようですし、TwitterなどのSNSも「興味がない。必要もない」とやっていません。
その一方で趣味がスポーツ観戦と公言している通り、スポーツ全般の知識はとても広く、酒席では寡黙な本場所中と別人のようによくしゃべるらしいです。
どことなく嘗て(かつて)の名横綱「北の湖」を彷彿とさせる風貌といい、憎らしいくらいに強く、そして品格を持った横綱になって欲しいと心から期待しています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
コメント