いま清水潔が面白い!『殺人犯はそこにいる』他、著作内容と人となりについて調べてみた

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先日は『魂の唄うたい』について書きましたが、今回は『殺人犯はそこにいる』や『遺言:桶川ストーカー事件の深層』等、実際の調査に裏付けられた凄みのある作品の数々を世に送り出し続けている、『魂のジャーナリスト』清水潔さんについて書きます。

清水潔

 

こんにちわ、楓(fu)です。

またまたスゴイひと見つけてしまいました!

僕がこれまで知らなかっただけなのかもしれませんが、今回ご紹介する清水潔さんの経歴というか、これまでの仕事内容について調べれば調べるほど、まさに『ペンは剣よりも強し』を地でいっている方でした。

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プロフィール

清水 潔(しみず きよし)

職業:ジャーナリスト、作家

1958年、東京都生まれ。

新潮社の写真週刊誌「FOCUS」編集部を経て、日本テレビ報道局記者・解説委員。

 

何とあの有名な『FOCUS』で記者をされていたんですね!

 

「FOCUS」記者時代

桶川ストーカー殺人事件

埼玉県桶川市の桶川駅前で起きた桶川ストーカー殺人事件を取材。緻密な取材によって、何と埼玉県警察の捜査より先に実行犯を特定し、警察に通告した。

 

日本テレビ移籍後

北関東連続幼女誘拐殺人事件

取材過程において、確定していた無期懲役囚は冤罪ではないかと捜査の矛盾点や謎を継続報道し、DNA再鑑定を行うべきと提起し続ける。その後、 2009年6月に日本で初めて行われたDNA再鑑定により、不一致だったことが判明し受刑者は釈放された。

 

清水潔さんの取材姿勢は、被害者遺族の心情を何よりも大切にすることだそうです。

そして、遺族の方々の心理や感情を世に伝えるような取材と執筆、報道を行っていることが、数々の取材協力などにも現れているのだと思われます。

 

主な著書

・桶川ストーカー殺人事件 ―遺言―

桶川ストーカー事件

ひとりの週刊誌記者が、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた……。埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さんの殺人事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の真相、警察の闇とは。「記者の教科書」と絶賛された、事件ノンフィクションの金字塔!(出典:コミック シーモア http://www.cmoa.jp/title/1101053714/ )

・「南京事件」を調査せよ

南京事件を調査せよ

戦後70周年企画として、調査報道のプロに下されたミッションは、77年前に起きた「事件」取材だった。「知ろうとしないことは罪」――心の声に導かれ東へ西へと取材に走りまわるが、いつしか戦前・戦中の日本と、安保法制に揺れる「現在」がリンクし始める……。数々の賞を受賞してきた伝説の事件記者が挑んだ心境地。「本書は、戦争をほとんど知らなかった事件記者が、ひたすら調べ続けて書いたものだ。だからこそ、戦争を知らぬ人に読んで欲しいと願っている。(「まえがき」より)」(出典:コミック シーモア http://www.cmoa.jp/title/1101157810/ )

・騙されてたまるか ―調査報道の裏側―

騙されてたまるか

国家に、警察に、マスコミに、もうこれ以上騙されてたまるか――。桶川ストーカー殺人事件では、警察よりも先に犯人に辿り着き、足利事件では、冤罪と“真犯人”の可能性を示唆。調査報道で社会を大きく動かしてきた一匹狼の事件記者が、“真実”に迫るプロセスを初めて明かす。白熱の逃亡犯追跡、執念のハイジャック取材……凄絶な現場でつかんだ、“真偽”を見極める力とは? 報道の原点を問う、記者人生の集大成(出典:コミック シーモア http://www.cmoa.jp/title/1101136009/ )

・殺人犯はそこにいる ~隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件

殺人犯はそこにいる

5人の少女が姿を消した。4人が殺され、1人が今も行方不明のままのこの大事件を追う記者が直面したのは、杜撰な捜査とDNA型鑑定の闇、そして司法による隠蔽だった――。執念の取材で冤罪「足利事件」の菅家さんを釈放へと導き、真犯人を特定するも、警察は動かない。事件は葬られてしまうのか。5年の歳月を費やし、隠された真実を暴きだす衝撃作。(出典:コミック シーモア http://www.cmoa.jp/title/1101057091/ )

まとめ

清水潔

 

何事にも通じることですが、信念に裏付けされた行動というものは、必ず誰かの心を動かします。

清水潔さんの取材姿勢の根底にあるものは、通常一般の報道取材に見受けられる、「なぜ犯人はこのような事件を起こしてしまったのか?」ということに主眼をおいたものではなく、「なぜ、この人(被害者)はこのような目にあってしまったのか?」という被害者、また被害者遺族の心情に主眼を置いたものであると思います。

その事が、より強い動機付けとなり、ある意味で執念とも呼べる清水潔さんの『ジャーナリスト魂』に火を点けているのだと感じます。

桶川ストーカー殺人事件の解決後に、メンツを丸つぶれにされた埼玉県警との格闘がありました。

その際に山路徹氏や鳥越俊太郎氏の出演していた『ザ・スクープ』の協力もあり、世間にこの事件を周知することに成功しましたが、その後、鳥越氏が2016年東京都知事選挙で落選した際に「僕はペンの力なんか全然信用していません」と発言していたことを知り、鳥越氏に対して失望したと、清水潔さんご自身がTwitterで呟かれています。

この一件からも、清水潔さんの一貫したジャーナリスト魂が信念に基づいたものであることを証明しているのではないでしょうか。

次回作はまだ情報として入手出来ておりませんが、これからも目が離せない人物として、清水潔さんをご紹介させて頂きました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

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